介護施設「見守りシステム」導入事例のミスマッチ

 

現在様々な見守りシステムが販売されています。KemyCreativeのケミオットもそのひとつですが、介護施設の担当者様とお話すると

「どれくらいの導入実績があるの?」

と必ずと言っていいほど聞かれます。もちろん、

「他の施設が使っている」

ということは少なからず参考にはなるかもしれません。
ただ、色々な介護施設様を直接見させていただいていますが、既に導入済の「見守りシステム」を

・有効に活用している
・とても役に立っている

という場所ははっきり言って「1つも」ありませんでした。
これはシステムの規模・価格が大きくなればなるほどその傾向は強い。

なぜでしょうか?

上記の見守りシステムの中にも素晴らしいものももちろんあります。
ただ、<素晴らしい>という物差しは使われる環境によって違うのです。
例えば、ベットでの動作に関しても

「ベットから離れる前の状態を知る」と「ベットから離れたことを知る」

とでは全く検知方法も異なり、それを実現するための費用も全く異なります。
ではそのようなことを考慮し

・本当にベットから離れる前の状態でなければいけないのか?
・ベットから離れたことを知るだけでは介護員の負担は減らないのか?
・それらを実現するために最低限必要な費用はどのくらいなのか?
・その費用対効果はどれくらいなのか?

介護施設と言っても様々な種類があり、また同じ施設内でも全く異なるニーズがある場合もあります。
そのようなニーズを全て満たす「見守りシステム」なんてものは存在しません。
見守りシステムを販売するほどんどの業者は、現場が欲しい機能というよりまず自分のシステムを販売することが目的なので明らかに「機能がありすぎる」ものであっても販売をして、売ったら終わり・・・というのが現実です。
介護現場のような多様な環境に対応しなくてはいけない場合

「〇〇で〇年間実証実験をしました」
「〇〇で既に導入済です」

などもちろん大切ですが、私が実際に現場を見て感じるのはこれらはあまり参考にならず、このような事柄を

「介護施設側」が判断する

必要があるということを実感しています。
見守りシステム・ロボットと言ってもまだまだ「万能」には程遠い状態ですが、利用する側でそれらに

・何をさせたいのか
・何ができるのか

を判断していくことで今の現場の環境の改善に役立っていくものです。
実際に現場を見て「・・・したらいいのに」ということは沢山あります。

これから更なる高齢化社会・人材不足が進み「人」には更に大きな負担がかかっていくことは間違いありません。
ただどんな世になっても「人」というものが最も大切なもの、ということは変わっていくことはないのです。
このようなシステム・ロボットの目的としてはできる限り現場の無駄を省いてその余った時間を

「人と人とのふれあいの時間に充てる」

ことです。
見守りシステムも安いものではありません。
ただ、「目的」のためにも見守りシステム・ロボットの活用法を判断し有効活用していくことが更に重要になっていくでしょう。


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