設置上の注意

設置上の注意

設置上の注意

親機・中継機には100V家庭用電源が必要です。
親機はパソコンなどと同様の精密機械となり5Vの入力電圧で動作(専用アダプタで変換)します。

親機は電源から強制的に遮断された場合には機器本体の再起動をしていただく必要がある場合もあります。
停電・瞬断などの場合にも連続動作の必要がある場合には別途無停電電源装置(UPS)の設置などをご検討ください。

電源に関して過電流・電圧不足などはご動作、故障の原因となります。
ビニールハウスなどこのような状況が考えられる外部より電源を確保している場合では交流安定化電源(変圧器)のご利用をご検討いただき、安定した交流電源下でご利用のため電源環境は事前に専門業者にご相談ください。

KMIoT専用センサの親機との通信距離は屋内100m前後、屋外300m前後(見通し⇒障害物なし 約1km)となります。
中継機を複数台設置(多段接続可)することで通信範囲を拡大することができます。

※親機とセンサの間に壁や障害物、別の建物がある場合、同一敷地内にない場合などは50mほどであっても電波が著しく減衰(または未到着)となり不安定な状態となる場合があります。
現場の様々な環境要因によって親機センサ間の通信可能距離は前後いたします。
サンプルのお貸しも行っておりますので(有料)、中継機を設置できない場合には前もって現場環境において実際の通信状態をご確認ください。
また上記のような距離がある場合や中継機を設置できないような環境では現地にインターネット環境を構築するかLTEオプションの利用をご検討ください。

※ビニールハウスの温度管理などはビニールハウスから離れた(20m~30m・障害物なし)WiFi設備のある事務所などから通信することが可能になる場合もありますが、基本的に現地ビニールハウス内または隣接建物に電源があることが前提となり、現地でインターネット環境を構築またはLTEオプションをご利用いただく必要があります。

<センサ複数台または必要測定場所が多くなる環境をご想定の場合>
壁がある別建物同士の通信は中継機を挟んでも困難になる場合が多くなります。
ガラスなどで隣の建物どおしが見える立地にセンサを設置できれば1台の親機で別建物センサとの通信をすることは可能になる場合はありますが、基本的に距離が建物が同一敷地内・隣どおしであっても1つの建物に1台の親機が必要になります。
また同一建物であっても別の階などのセンサと通信をする場合も中継機(3ホップまで可能)を挟み通信を延長することは可能ですが、安定測定のためには基本的に1つの階に1台の親機が必要になります。

人感センサの親機との通信距離は屋内20m前後、屋外見通し100m前後となります。
中継機は親機1台につき1台のみ設置可能でその範囲内で通信範囲を拡大することができます。

※親機とセンサの間に別の建物がある場合、同一敷地内にない場合などは50mほどであっても電波が著しく減衰(または未到着)となり不安定な状態となります。このような基本的に距離がある場合に中継機を設置できないような環境では現地にインターネット環境を構築するかLTEオプションの利用をご検討ください。

無線通信時には通信環境が悪い場合は通信が失敗する場合があります。 特に電波強度が弱い場合には親機(ドングル)の向きや親機・センサとの間に障害物(金属・電子機器等)などからの影響が強いため、設置時には親機(ドングル)の設置方向や親機・センサ間の障害物などを考慮して設置を行ってください。(※電波強度が1本の場合、通信が不安定になります。)親機・センサを縦に設置するなどで電波強度が改善される場合もあります。それでも、通信環境の改善が見られない場合には中継機の使用で環境は改善されますのでご検討ください。

上記通信距離は障害物の有無・内容や温度環境により前後し、全ての通信距離を保証するものではありません。
また上記通信距離範囲内であっても基本的に通信間に別の建物や障害物がある場合など含め、親機・中継機・センサが別の敷地の場合には一つの親機で通信することは難しくなります。
※また特に温度が-5℃以下の極低温の環境下や、極低温を含む20℃前後の温度差を繰り返す環境下など厳しい温度測定に関しては通信距離・電池寿命(2ヶ月以内)も極端に短くなる場合があります。ただし、1例としてマイナス5℃ ~ マイナス15℃内の測定温度を繰り返す家庭用冷凍庫レベルであれば2年以上の連続動作を確認しています。
このような環境下の場合は各敷地ごとにそれぞれ別の親機または中継機を追加します。
通信環境の判断が難しい場合、サンプルセット(有料)のお貸出しサービスも行っておりますので実環境で電波状況などをご確認ください。

センサには防水機能はございません。

90%以上の多湿なデータも測定できますが、センサ筐体の小さな穴より水が入らないようにご注意ください。
結露が常に生じるよう場所や水分が穴から入ることを防ぐことが難しい環境では水分が付着しないように袋に入れるまたは湿度測定を除いた簡易防水の温度センサ(KMIOT-AMB-T)のご利用などをご検討ください。

温湿度センサは直射日光の当たる場所では外気に比べて高い温度が測定されますので日当たりなどもご考慮ください。

トイレ管理システムにおけるドアセンサではセンサとマグネットの近接状態によってドアの開閉を判断します。
通常のドアとトイレの壁にセンサとマグネットを後付けで設置することができます。

例えばセンサのマグネットの近接状態がトイレの人の有無を示すことができるタイプ
「閉じている場合に使用中」「開いている場合に空室」
というトイレに対応します。
また上記形式のドアのトイレでない場合にはセンサ機能を付属した専用トイレ鍵をご利用になれます。
※ただし、本専用トイレ鍵は現在のトイレの鍵と交換する必要があります。詳細はお気軽にお問い合わせください。


上記以外の条件に適合しないトイレに関しては人感センサで「使用中/空室」の判定も可能です。
ただし人感センサも以下の制限があります。
「人がいる」の検知は即時されますが、「人がいない」の検知は人がいなくなってから1分以上かかります。
人の有無を1~2分スパンで知ることはできますが、人の出入りをリアルタイムで検知したい場合は要件を満たしませんのでご注意ください。
(※また、人感センサは費用も異なります。別途お問い合わせください)

上記参考に設置環境に応じた親機・中継機・センサの台数を概算しお知らせください。
台数などご不明な点は設置予定環境の見取り図などをご提示いただければ概算いたします。

本システムの親機はインターネットと通信を行う機器です。
企業・施設などセキュリティに関係するネットワークに本機器を接続する場合にはネットワークの専門知識が必要となります。
こちらの詳細をご参照の上、ご利用のインターネット環境をご確認ください。

本システムのセンサは/あらゆる測定データに対して小さな誤差が許されない/完全防水が必要/過酷な温度が続く/ などの生命に関わるような要求が必要な環境での使用はお控えください。その他ハードウェア詳細はこちらをご参照ください。

ケミオットシステムのハードウェア機器は精密機械です。
特に各機器のコネクタ部分(親機のUSBや電源/各センサの電池)など、物理的な力が加わるとコネクタ部分の緩みなどからの故障の原因となります。
お取り扱いにはくれぐれもご注意ください。

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